日頃より株式会社SGのブログでは、ドライバー・協力会社・荷主にとって有益なコンテンツを配信させていただいております。
ですが、弊社自体の事も少し知っていただきたいなと思い、今回のブログは特別会です。
軽貨物運送事業を営む中で、少し困った3つの事案をノンフィクションで紹介させていただきます。
※他にも言い出せばキリがないですが、「少し困った・・・」程度に抑えてます。。。w
目次
■ひき逃げ?嘘だろ?で、困った事案
開業して3年ほどした時の事ですが、朝事務所に出社すると大量の留守電が入ってました。内容としては、「オタクの車にブツけられた、その後逃走した」と言うもの。。。
なんとも恐ろしい内容の留守電に、「?」となっていたら、また事務所の電話が鳴りました。
「オタクの車にブツけられたんだけど、どうなってんだ?」と言われ、まずは事実確認のため該当のドライバー情報をヒアリングしました。後ほど状況確認後に折返し電話する旨を説明し、ドライバーに事実確認をしようとすると・・・
今度はクライアントから電話が入ってきました。
「うちのユニフォーム着てる時に、事故にあったと被害者を名乗る人から電話が入っているので、すぐに警察に行くなりしてくれる?」と追討ちのような電話内容・・・
今すぐドライバーに事実確認をしなければいけないのに、止まないクレームの電話・・・
そして、こういう時に限って、食材配送の定期案件を行うY君は寝坊をする・・・
初回のクレーム電話に気づいてから、1分が1時間のように長く感じる・・・
ようやく宅配業務を行うドライバーN君に事実確認の電話が行えました。
*******ドライバーへの事実確認*******
SG
「今日の朝、誰かに車でぶつかったの?」
息を荒げるドライバーN君
「違いますよ!車の側面を文句言いながら、右手でドアを叩かれたんですよ」
「こんな日に限って、今日の宅配件数が多いんですよ」
SG
「ん?君が車でぶつかったんじゃなくて、歩行者が車をぶってきたの?」
更に息を荒げるドライバーN君
「そうですよ!アイツ〜」
SG
「アイツは止めようね・・・で、現場の場所を教えてもらえるかな?」
少し冷静になるドライバーN君
「OO駅の交差点付近です」
SG
「OK!すぐに調べてみるね」
***********ここまで***********
電話を切り、すぐに現場付近をGoogleマップの写真を用いて確認をしました。
すると交差点には、防犯カメラがあることが確認できました。
事案報告と事実確認のために、警察署に電話をしました。
警察からは「18:00に現場で!」ということで、話がまとまりました。
被害者?と名乗るクレームをしてきた人にも電話を行いました。
*******被害者?との電話内容*******
被害者?
「おせーよ、今すぐ謝りに来いよ!」
SG
「一点確認ですが、車があなたにぶつかったのでしょうか?
或いはあなたが車を叩いたのでしょうか?」
息を荒げる被害者?
「は?車がぶつかってきたんだよ!イテーよ!」
SG
「あなた様の申告とドライバーの申告が相違してまして。。。」
更に息を荒げる息を荒げる被害者?
「は?ふざけんなよ〜!OOスぞ〜!」
SG
「では、何故その時点で警察を呼ばなかったのでしょうか?」
息を荒げる被害者?
「仕事があるからだよ!!」
SG
「そうですか。では、右手が痛い状況で仕事をされているのですね。。。」
息を荒げる被害者?
「SOUだよ!!」
SG
「Googleマップで現場を確認してみたのですが、防犯カメラがありましたので、
事実確認と事故受付のために警察には伝えました。」
明らかにトーンダウンする被害者?
「え?」
SG
「18:00に現場に警察官が来ますので、お手数ですが来てください」
蚊の鳴くような声の被害者?
「お、おう。。。その前に会える・・・?」
SG
「はい、では17:30に合流しましょう。」
*******被害者?との電話内容*******
↑この時点で確信してました。被害者?ではなく、クレーマーということが。
来る17:30 某駅の交差点に私(代表)と社員とドライバーで待っていると・・・
向こう側から部が悪い顔した人が歩いてきます。
*******会話内容*******
SG
「この度は大変ご迷惑をお掛けしました。」菓子折りを渡そうとする。
被害者?
「いや、いらねえよ」
SG
「この車の側面が凹んでるんですが、
どうぶつかるとこのような凹みになったのでしょうか?」
被害者?
「こうかな・・・?」
SG
「その角度って意図してぶつかろうとしない限り、ぶつからないですよ?」
被害者?
「え・・・」
SG
「当たり屋ですか(刑事領域)?器物損壊ですか(民事領域)?」
被害者改めクレーマー
「こいつが危ない運転だったんだよい」⇦不死鳥Oコ・・・?
SG
「叩いたんですよね?」
被害者改めクレーマー
「・・・」
SG
「警察が来ますので、ゆっくり話しましょう」
被害者改めクレーマー改め加害者
「・・・すみません」
*******会話内容*******
斯くして、結局のところECで購入した商品の宅配中に、道路に駐車しているドライバーN君を見て、「被害者→クレーマー→加害者」は邪魔だなと感じ、車を叩いたと自供しました。
■統括この事から学んだ点
事実確認を行うこと(双方への確認)
少しでも不可思議に思う点に気づくこと(今回で言うとなぜ警察に連絡してなかったのか)
可能な限りドライバーを信じること(結局N君は、この事案の件でSGを好きになったと後日語ってました)
株式会社SGは軽貨物運送事業を行う中で、日々様々なトラブルがありました。
その中で、四苦八苦しながら問題解決を行い、今では多少のトラブルではいちいち動揺などしません。
少しでも興味を持っていただけたら、以下よりお問合せくださいませ☆
それでは、次回は「どこまで行くの?で、困った事案」を紹介させていただきます。
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