現在、どの業種・企業様においても、今までに類を見ないウイルス【新型コロナウイルスCovid-19】により、本来の業務形態でのパフォーマンスは難しい現状かと存じます。更に、冬になればインフルエンザの他ウイルスなども、繁殖していくので今年は例年以上に体調管理・メンタル管理・経営管理に注視しなければなりません。
そんな中、政府・東京都が斡旋している【テレワーク制度】や【ダイバーシティ(働き方の多様化)】について、弊社でも沢山議論し、弊社なりの対応策を検討していきました。
まず結論から言うと、弊社では【テレワーク導入】をしました。
今回の記事では、こちらについて説明していきたいと考えております。
目次
■軽貨物業界の株式会社SGがテレワーク制度を取り入れた理由 ●軽貨物運送会社がテレワークを行う際の課題
■軽貨物業界の株式会社SGがテレワーク制度を取り入れた理由
今年に入って早々に、コロナウイルスにより世界中で猛威を振るい、それまでの[あたり前の日常]が一気に壊れてしまい、様々な「働き方」「経営方針」「人との接し方」などを考え直さなければならない状況になってしまいました。
そんな中で、ECでの買い物が更に加速させたことから、弊社が生業としている【貨物軽自動車運送事業】は、荷物のラストワンマイルを担っていることから更に需要が高まるばかりです。軽貨物運送業界はライフラインとしてこのような状況に陥っても、最前線での活動が余儀なくされています。
しかし同時に、引き換えとして最前線での感染リスクを背負っています。
運送業界では中々テレワーク制度を取り入れられる状況ではなく、私共も大変頭を悩ませていました。
現場仕事という部分においては、実働が全てなので取り除くことができませんが、弊社は最前線で尽力して頂いているドライバー様達に、「もしもの事があった場合」を踏まえ、社員一同がバックアップサポート出来るように、事務所勤務の社員はテレワーク制度を導入し接触を避ける体制を取った方がいいのではないか?という結論に至りました。
しかし、如何せん業界的にもアナログな部分も多く、テレワークを実施するためには沢山の課題を解決しなければならないことにも気づきました。
●軽貨物運送会社がテレワークを行う際の課題
・電話対応
前述で記載した理由で、事務所勤務の社員はテレワークに切り替えるとしても、配送の現場では業務は続いてますので、基本的に弊社事務所への電話は鳴り止みません。
・事務作業
請求書作成、給料明細作成、伝票整理、日報管理、現場管理、ホームページ改修、契約締結なども現在の体制では限界がある。
・募集対応
荷主様からの需要拡大に伴って、求人募集・協力会社募集・荷主募集を行っており、電話問い合わせが多いです。
・各種契約手続き
業務発注時や、契約締結は記入捺印が伴う作業のため、印鑑や印刷環境がある事務所に行って、対面で行う必要がありました。
・営業活動、打ち合わせ
営業や顔合わせに対しても、来社・訪問も多く、互いに気を使う必要があります。
このため、zoomなどをWEB会議システムを活用しなければ、いけないと考えました。
しかし、業界自体も弊社自体もWEB会議(オンラインMTG)に不慣れなため、お伺いさせていただくか、来社いただくかという状況を改善する必要があると考えました。
・セミナーor講習会
以前、別の記事(ブログ)でも記載しましたが、この状況を利用して弊社では社員ごとに必要なスキルであったり、今後身につけて欲しいスキルのセミナーを探し積極的に受講しております。
また、会社としても労務関係や助成金関係や新たに取り入れて行きたい制度などのセミナーや講習会に参加しております。
これらは自宅で今後受講が出来るのだろうかと課題がありました。
↑これらの課題を事前にブラッシュアップして、結果として全ての課題を解消し、弊社の事務所で稼働する従業員はテレワークの活用ができました。
■軽貨物業界のテレワークまとめ
「何故弊社ではこのような課題を解決することが出来たのか?」
→答えは簡単です。
【強い意志があったから】です!
もちろん、何もない事が一番の願いですが、天災・疫病などに陥った状況下でも、従業員や弊社と提携いただいている個人事業主(ドライバー)の生活環境も、会社としては守らなければなりません。
このため、どんな環境下でも同じ生産性や品質などのパフォーマンスを維持出来るようにしなければなりませんし、ドライバーの緊急事態に備えて、会社側でのフォロー体制などを日頃から準備する事が大切だと学びました。
別の回のブログで記しますが、テレワーク制度を取り入れる際に、自宅での業務を円滑に回す為にどのような機器・システムを利用し、どのように業務が可能なのかや、設備を整えるための手段などなどについてを書きたいと思います。
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