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【軽貨物業界の荷主(物流業務の依頼者)探しについて】

更新日:2023年8月7日


軽貨物業界の荷主(物流業務の依頼者)探しについて

 ※軽貨物運送事業を行う上で、第一に荷主(物流業務の依頼者)からのお仕事が無いと始まりません。


 

目次

 

●荷主種類

●荷主依頼種類

●軽貨物とは

●軽貨物運送〜軽貨物配送

 

■軽貨物運送事業の荷主探しとは

(クライアント※物流業務の依頼者)


*荷物を預ける「 発荷主 」

*荷物を受け取る「 着荷主 」


等、荷主としての呼び分けることもありますが、

今回はあくまで【荷主探し】をテーマに解説いたしますので、

【荷主】=配送が発生する荷物を所有している事業者を指します。


これから荷主の種類(①〜②)とその先の荷主の依頼内容(③〜⑥)について解説します。


 ●荷主種類

 次に、まとめて荷主と言っても扱う荷物や配送先によって仕事内容が変わってきます。

扱う荷物の配送先が大きく分けて2つあります。



 

①BtoB(企業→企業)

②BtoB.C(企業→企業、個人)

 

 もちろんCtoC(個人→個人)の荷主も存在しますが、過半数以上が①、②になります。


 ①BtoB(企業→企業)に関して

業界的には「企業配」と言われていて、企業関での取引に対しての荷物を配送します。

稼働する時間帯が企業が開いている定時内での配送が一般的です。


 *案件事例*

航空貨物、印刷物、アパレル関連、社内メール便、自動車部品関連、工具関連、医療関連など


 ②BtoB.C(企業→企業、個人)に関して


 *案件事例*

宅配便、日用品、お弁当、食材関連、飲料関連、引越し関連、家具関連、家電関連など


 上記の①〜②の荷主がいます。


 ●荷主依頼種類


先に述べました荷主の先に、今度は依頼内容の種類が大きく分けて4つあります。


 ③定期便

稼働の曜日、時間、案件内容等、決まった日時で継続的に配送依頼を受けます。

基本的にエリア特定され、内容も同じになります。


 ④スポット便

定期便とは違い指定された日時のみの単発での配送依頼。

エリア・内容・時間帯は異なり小口から大口まで様々な内容になります。


 ⑤チャーター便

定期便・スポット便とは違い、当日依頼→当日納品や突発的に急ぎでの配送依頼。

突発的な依頼という点から、指定された積み地から指定された納品先までの1件納品が多いです。

 ⑥長距離便

※④〜⑤によく多い配送依頼ですが、一般貨物運送などで積みきれない場合やライン漏れ、トラックに積み込むまでの荷量ではない場合などに発生します。

もちろん近場での配送依頼もありますが、

長距離の場合、全国便となります。


 いざ営業をかけ、お仕事を受託しても、実際には対応できないといけません。

その際に協力会社などに依頼をする事も視野に入れなければなりません。

(協力会社については、今後別のブログにて掲載予定です※掲載後はリンクを貼ります)


 <ポイント>

配送依頼内容もドライバーさんも十人十色です。

なので、しっかりと自社での配送体制を把握し、どの様に事業展開していきたいか、

どういったドライバーさんが在籍しているかなどで荷主探しは変わっていきます。


 ●軽貨物とは


 まず初めに軽貨物運送事業とはどんな仕事なのか?

正式名称は貨物軽自動車運送事業といいます。

上記の略語が【軽貨物】になります。

また、軽貨物の仕事をするにあたりいくつかの条件があります。

まずは、軽自動車を準備し、黒ナンバー(事業用ナンバー)を取得しなければなりません。

黒ナンバーを取得後、軽貨物での仕事ができます。


 では、なぜ黒ナンバーが必要なのか?

国土交通省貨物自動車運送事業法第2条にあります。

他人の需要に応じ有償で三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車を使用して

貨物を運送する事業は【貨物軽自動車運送事業】になりますので

黒ナンバー取得を義務付けられているのです。


 ●軽貨物運送〜軽貨物配送


 【軽貨物運送】の仕事内容は、貨物軽自動車を利用して荷主様へ運送する事を指しますが、軽貨物運送の仕事内容は宅配便の【軽貨物配送】を初め、スポット便、チャーター便などもあります。


  • 運送とは、車で荷物を運ぶ事を指します。

  • 配送とは、一つの場所から複数の場所に荷物を運ぶ事を指します。


ただ【運ぶ】でも運送と配送と輸送の区別があります。

わかりやすい例が宅配便です。

・集荷した荷物を船や大型トラックで事業所に運ぶ【輸送】


・事業所から各地域のセンターへ荷物を運ぶ【運送】


・センターから荷物を荷主様のご自宅に運ぶ【配送】

 宅配便では大きく分けると3つの順序があり、積載量や運ぶ箇所も変わってくるのです。

決してどの言い回しを使っても間違いではありませんが、意味合いが変わってくるので状

況ごとに使い分けができると好ましいですね。

 

■軽貨物 今後の展望


 近年ではネット通販【EC】が主流になりつつあります。

そんな中で運送業は欠かせない職業ですので、軽貨物運送業は今後も必要不可決と言えるでしょう。

ECの売り上げも国内全体で年々上がっています。

更に様々な企業様がEC化を進めているので、軽貨物の仕事はどんどん増えてくると思っています。

最近では置配など不在時でも荷物を受け取れるシステムも取り入れているので、荷主様もドライバーさんも効率が良くなりました。

しかし荷主探しという点であれば、個人事業主として個人で営業して荷主(クライアント)を獲得する事は中々難しいのが現状です。


 では、なぜ荷物があるのに個人事業主としてだと荷主から仕事が貰えないのか?

そこには、受託側として負担できる責任や規模感などから実際に個人事業主一人で仕事を受託するにはリスクが大きいのが現状です。

例えば、もし病気や怪我により本来のシフトを空けてしまうと、受託している案件にはその代わりの補填(ドライバー)をしなければなりません。

急遽代わりを立てることも自分自身が動けない以上、代走を立てなければなりません。


 このような点から荷主(クライアント)側からの業務提携の判断基準の中に、先にも書きましたが負担できる責任や規模感であったりという点などから、法人>個人という法人化している事が最低条件な場合が多々あります。

ですので個人事業主として起業し荷主探しをするのであれば、まずは同業である(軽貨物運送事業者)の協力会社(法人、個人問わず)と業務提携をして案件を受託して稼働しながら、その中でも荷主を獲得し案件を依頼したりと、個人事業主として一人で企業をしたとしても、協力会社と仕事を共有しあえる関係を構築する事をオススメします。



 弊社では現在たくさんの協力会社様(法人、個人問わず)ご協力のもと、様々なお仕事を共有させていただいてます。

様々なご依頼に対応できるよう、多様な車種、案件毎に特化したドライバーさん・経験を積んだ社員が在籍しております。


 お困りの際には是非ご相談ください。







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