目次
●検索エンジンでのクリック転換率
●ポスティングの反響率
●チラシ配布の反響率
●キーワード選定に際して
○ポイント
■軽貨物運送業界のホームページ運用について(株会社SGの場合)
前回の続きですが、今回は検索エンジンでのクリック転換率や参考情報や「そもそもどのキーワードで上位化を目指すべきか?」などの情報を書きたいと思います。
●検索エンジンでのクリック転換率
以下は自然検索順位ごとのクリック率となります。
1位:19.35%、2位:15.09% 、3位:11.45%、4位:8.86%、5位:7.21%
6位:5.85%、7位:4.63%、8位:3.93%、9位:3.35%、10位:2.82%
2ページ目以降(11位以降)は1%未満に減少します。
●ポスティングの反響率
一般平均でポスティング配布の反応率は、0.1%~0.3%と言われております。
このため、仮に1,000枚ポスティングして来店または予約を入れてくれるお客様は約3人から5人程度となっております。
昨今では集合住宅も増えてきて、ポスティング自体が違法となるケースもあります。
また、印刷費のみならず人件費なども掛かってきます。
●チラシ配布の反響率
例えば飲食店の場合、一般平均でチラシ配布の反応率は、0.3%~0.5%と言われております。このため、仮に1,000枚配って来店または予約を入れてくれるお客様は約3人から5人程度となっております。また、印刷費のみならず人件費なども掛かってきます。
●キーワード選定に際して
「対策すること」をどう捉えるのか
検索ボリュームがないキーワードも対策していた方が良いのですが、それは理想であるため、実際には時間やリソースには限りがあるので、優先順位をつけて施策していく必要があります。
そういった中で検索ボリュームがないキーワードの対策を考える際には、
・そこにコストをかけるべきか
・サイトとしてそのページが必要か
という点で考える必要があります。
○ポイント
【検索ボリュームがある×コンバージョンに近い】
⇒ 多くの人が狙うので競合性が高いため、難易度は高いでしょう。
まず施策を始めるグループではありますが、限られたリソースの中での優先度は低めです。
【検索ボリュームがある×コンバージョンに遠い】
⇒ 検索ニーズはあるので優先度は比較的高めです。
そのページへの流入をきっかけとして、コンバージョンに近づけるためのストーリーやユーザー遷移の導線設計を工夫しましょう。
【検索ボリュームがない×コンバージョンに近い】
⇒お問い合わせに近い部分なので、積極的に施策を行うべきです。
確実に上位に持っていく工夫をしましょう。
【検索ボリュームがない×コンバージョンに遠い】
⇒ 優先度は低いです。コストやリソースに余裕があれば取り組みましょう。
例)
歯医者のサイトが、コラム記事を作っていくことでSEOでの集客を考えていたとします。
その場合に記事で取って行きたいキーワードとしては、虫歯の治療や予防など「歯」に関する以下のようなキーワードが挙げられます。
【検索ボリュームがある×コンバージョンに近い】:「虫歯 治療」など
【検索ボリュームがある×コンバージョンに遠い】:「虫歯 予防」など
【検索ボリュームがない×コンバージョンに近い】:「虫歯 治療 子ども」など
【検索ボリュームがない×コンバージョンに遠い】:「虫歯 予防 ケア」など
単純に検索ボリュームだけで考えた場合、1→2→3→4の順に記事を作っていくことになると思いますが、実際にはそうはなりません。検索ボリュームが大きくても、「予防」系のキーワードで入ってくるユーザーは、虫歯にならないように事前対策として情報を探しに来ている可能性が高く、それだと歯医者への来院(=コンバージョン)には繋がりにくいです。
この場合で言うと、検索ボリュームが小さくても、「虫歯 治療 痛くない」「虫歯 治療 子ども」などの、よりコンバージョンに近いであろうユーザーが検索するキーワードでの施策をした方が、ユーザーへの訴求力が高まるでしょう。
また、「虫歯 予防」などのキーワードは、コンバージョンには遠いかもしれませんが、一定の流入数を期待できるため、このキーワードにあったコンテンツを作り、そこから「歯科定期検診」のページへ誘導するなどのコンバージョンに繋がる工夫をしていけるのであれば、作っていく価値があると思います。
「虫歯 治療 子ども 痛くない」というキーワードは検索ボリュームこそないものの、“子どもの虫歯治療をするにあたり、子どもが痛がらない治療方法や、治療ができる歯医者を探している”というユーザーニーズがクリアになっているので、競合性の高い「虫歯 治療」というキーワードを狙いに行くよりも効果的に成果に繋がるかもしれません。
(ここらへんは実際のコンバージョンにつながっている流入キーワードや、サイト内検索でのキーワードデータなどを参考に考えるのが良いです。)
■まとめ
検索ボリュームが少ないキーワードを対策しておくべきかどうか
検索ボリュームが少ない(はたまた、ボリュームがない)キーワードをどこまで対策しておくべきかの判断に迷う場合、
【コンバージョンに近いかどうか】
【コンテンツとして必要かどうか】
【コストをどこまで出せるか】
などの観点で考えるとよいかと存じます。
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