今回は軽貨物運送業界で主流になりつつある置き配について書いていきます。
目次
●<メリット>
●<デメリット>
■軽貨物運送業界での置き配とは
特に東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県などの都市部では、【軽自動車での運送】=【 軽貨物運送 】は、いわゆる宅配のお仕事が多い状況にあります。
新型コロナウイルスの影響で、感染予防対策として食品や日用品や家電などもAmazon/楽天/Yahooショッピングなどの大手ECモールを始め、ネットスーパーなどの利用が盛んになっています。
以前では生協を始めとする食材配送に頼っていた方が多かったですが、今は「必要な物を手軽に購入する」「サブスク(月額定額サービス)を利用しない」方々がとても増えています。少しでも感染症予防を行うために、密を避けるために利用しているものの・・・どうしても配達員と接触しなければならない事が難点だった方が多いと思います。
そんな中、最近注目されているのが軽貨物運送での宅配「置き配(置き配達)」です。
元々は、配達先の不在時に荷物を指定の場所に置いておく宅配方法で、どちらかと言うと配達業者の中では御法度な宅配方法でした。何故ならデメリットが多く、配達手からするとクレームになりやすいからです。具体的なクレームとして「荷物に雨風が当たる可能性がある。」「盗難リスクがある」「個人情報を露出することになる」などが挙げられます。しかし、今回の新型コロナ感染症対策としてAmazonが置き配を推奨したことで注目を浴び、瞬く間に楽天やUberなども追随していきました。
ですが、今まで御法度だった故にあまり聞き馴染みのない方法(言葉)に理解が浸透してないかもしれません。
■軽貨物業界における「置き配(置き配達)」の今後(次の時代へ)
再配達の手間が減り、接触機会も減るので、受取側がしっかりとリスクを理解したうえで、選択したのであれば配達員としても、とても嬉しい限りです。
日本ではEC文化がアメリカなどの先進国に比べて5〜10年近くの遅れがあります。急激に利用者がここ数年で増えていますが、システムや施設が追いついていないのです。例えばマンション/アパート/団地においても、宅配ボックスが無かったり、一軒家であれば尚在宅してない限り受け取れない状況でした。このため、再配達(受け取れなくて不在票で再度配達を依頼する方法)がとても多く、これが原因で配達員はとても苦しめられていたのが実情でした。※不在時に届いた荷物は配送業者が持ち帰る以外に方法がありませんでした。
新型コロナウイルス感染拡大影響で、自宅勤務を採用する企業が増えたものの「対面受取がいやだ」「在宅勤務中(Zoom会議など)で手が離せない」といった理由から、在宅率が高ければ少なくなるはずの【再配達】も前評判ほど減らなかったのです。
しかし、今日のテーマである【置き配】が推進されたことで、利用者も急増し宅配業界においては次のフェーズに入ったと言えるわけです。
2020年3月23日からAmazonが荷物受取方法のデフォルト設定を【置き配】にし、大きな話題を呼びました。これが起因となり、大手運輸会社や配食サービスでも対応を開始しました。
●<メリット>
「宅配ボックスが無い環境で不在時でも荷物を受け取れる」
「対面接触が無くなるため、感染リスクを改善できる」
「電話対応/Zoom会議中でも荷物を受け取れる」
●<デメリット>
「荷物に雨風が当たる可能性がある」
「盗難リスクがある」
「個人情報を露出することになる」
昨今では、【置き配】を利用できるために、簡易的な宅配ボックスやワイヤー施錠付きの宅配袋なども、多く販売されています。
是非この機会に、再配達や感染リスクを少なくさせることに繋がる【置き配】が進んで欲しいと思います。
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